存在と非有のはざまで
制 作:2014年
素 材:ステンレス
サイズ:H50×W50×D50cm 8kg
幾何学形状に閉じ込められたカタチは意思をもつかごとく流動的で
存在と比有のはざまでその一瞬を静止させる
この作品での溶接行為は計画した形状にするための手段ではなく、連続する溶接の繰り返しから形を生み出す行為である。発生的な過程を経て生まれてくる形は、予想もつかない動的な形状となり、流れる水を一瞬に凝固させたごとく現れた。幾何学形状に閉じ込められ、存在を増殖させたり消したりしながら、そのはざまで存在する物体となった。